巨峰などの黒系ぶどうは色づき具合も評価される一部でもあります。
この巨峰などのぶどうはどのように色づいてくるのか紹介します。
実はこのぶどうの色づきは気温が関係しています。
朝と夜の温度差が重要
巨峰の生産量が多い牧丘地区。
ここは昼と夜の温度の差が大きな場所です。
今年2013年は山梨県では40度を越す日があったほどの猛暑でした。
この日中の高温と、夜の低温という温度差がぶどうの色づき具合を左右しています。
ですから、逆に朝と夜の温度差がない地域の巨峰は色づきが悪いため、多くの巨峰農家さんは苦労をされていると思います。
房の大きさも重要
実は、巨峰の房の大きさも色づきに関係しています。
ぶどうの房を大きくしてしまうと、養分が分散されてしまい、ぶどうの色づき具合が悪くなる傾向があります。
大げさに言うと、黒というよりも赤色ぽい巨峰になってしまいます。
直売所などで安い巨峰を見つけたら、その巨峰が真っ黒なのか?多少赤色が残っているのか?チェックしてみると面白いかもしれません。
日中の寒暖差が一番の山梨県
山梨県は夏に甲府で一番暑かったなどのニュースをご覧になったことがあるかもしれません。
このように、山梨県は夏場は最高気温になり、逆に夜は涼しくなるという寒暖差の激しい地域です。
詳しく知りたい方は甲府気象台の山梨県の気候ついてご覧ください。
また、気象の点からすると山梨県は日照時間が長いで有名な地域です。
そのため、朝から晩までぶどうに日が当たり、栄養を作りぶどうの房に蓄えることができるメリットもあります。
そんな理由もあり、山梨県の牧丘エリアは巨峰の生産量が日本一という理にかなった農業をしている地域です。